趣向を変え、花瓶をスケッチにしてみました。
日本画風
にアレンジしようと、遠近法や光の明暗などにこだわらず素朴な感じを表現してみました。

実際の花瓶に描かれている花や葉模様は、華麗で繊細な筆使いに、作者の意気込みを感じます。

9年ほど前、インドネシアの西イリアンジャヤを訪れた際、骨董屋で購入した陶器製です。埃にかぶって見るも無残な姿で土間に放置されていたものです。いつの時代のものか判りませんが花瓶の底に「大明満暦年製」と書かれていることから中国製の様です。

ジャカルタから国内線で真東3500kmを飛ぶとビアク島に着きます。ここから週2便の西イリアンジャヤ西端中部ファクファクへ行った時のことです。
15人ほどの双発機は有視界飛行のため、天候次第でフライトスケジュールは有ってないようなもの。ビアク島で待たされること3日間、退屈凌ぎに小さな町へブラブラ出た時にこの花瓶が目に入りました。赤・緑・黄・ピンク・ブルーグレーの5色が使われています。

<メモ> ジャカルタと時差3時間もあるファクファクの古びたホテルにとまった。滅多に客の訪れることのないホテル庭先には、冬2月にもかかわらず、夜ともなると美しいホタルの乱舞いがみられた。昔の日本、懐かしい子どもの頃のホタルがここにあった。

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