 ６月２５日（水）７日目 オプショナル・ツアー 結果的に全員参加となったシエナとサンジミャーノのオプショナル・ツアー。この日も朝から暑さ厳しく、ひたすら日陰を求めての散策となった。 シエナ市内カンポ広場近くの涼しい地下レストランで昼食を済ませた我々一行は、北西３５ｋｍの中世の街サンジミャーノへと足を伸ばした。標高３００ｍ余の丘の上に外壁で囲まれた街入口近くでバスを降りると、再び炎天下に放り出された。丘の頂上チステルナ広場へは１０分ほどで着き、仲間の人たちもホッとした様子に笑顔が戻った。それは手に手にソフトクリームを持ち、頬張っていたせいかもしれない。 |
時空の隙間に迷い込んだ様な中世ヨーロッパの街並みが小高い丘の上に在った。 ”塔の街”として名高いサンジミニャーノは１３世紀から１４世紀にかけて最も栄えたとのこと。 商業と貿易で得た富と権力の象徴、そして高さを競う塔と塔、最盛期には７２基を数えたとのこと。 １４基の塔が現存する街並みは、まさに全体がタイムカプセルに包まれた別世界である。 麓のバス溜り場で専用バスを降りると丘を囲む褐色の外壁が目に跳び込む。 堅牢なゲート、ジョバンニ門を潜り石畳の上り坂を進む。沿道には小奇麗なみやげ屋が並び、明るい地中海色のカラフルなガラス細工や陶器絵皿が、我々の目を楽しませてくれた。 |