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1985年5月下旬撮影。むしろ要塞と云った方が相応しいアジュルン城は石積み漆喰で固めた頑強な建造物である。外敵を防ぐための深い堀は、外壁周囲に沿って、20ｍはあろうか、可成り深い堀を巡らしている。正面ケートには堀を挟んで、簡単な木製橋があるが、当時は太いロープを手巻きウインチで上げ下げしたであろう”跳ね橋”であったと想像する。この巨大な要塞は、西暦1184-85年カラクの十字軍の攻撃から国を守るために建てられた要塞の一つである。