 |
コメント：
車愛好家の紳士・淑女に送るパリダカ･ラリーの旅へご招待申し上げます。
創始者ティエリー・サビーヌが居ないのが一寸寂しいのですが、、、。
取り敢えず、パリ経由のアルジェ行きに乗り、数日間アルジェリアで過ごしてからダカールへ飛ぶこととましょう。
昼のフライトでパリ・オルリ空港を発てば、白雪を頂くアルプスの山々を越え、コバルトブルーの地中海を眼下にアルジェリアの首都アルジェに降り立ちます。まずは、市内の伝統あるホテルアレッテ（戦前、ジャンギャバン主演映画”望郷”の舞台となった）に一泊。翌早朝、１９８７年のラリールートの一部を車で辿ってみることにしましょう。
曲がりくねったジョルジョラ山脈５０kmほどを越えると、木々の緑も消え、広漠とした灰色の土漠に、黒帯状の国道が真南に走ります。唯一の道しるべの道も、時には風で運ばれるパウダー状の砂地に覆われ、行く手を遮ります。敬虔なイスラム寺院を配したメデアを過ぎ、アトラス山脈越えのジェルファ、蜃気楼を追いながら、太陽に白く輝く砂丘、そして夏目椰子と白壁の映えるラグアット、ガルーダの町々へ。
| |
|
成田〜パリ |
9712 km |
13.2 h |
| |
|
パリ〜アルジェ |
1365 km |
2.3 h |
| |
|
アルジェ〜ダカール |
3197 km |
4.6 h |
|
|
車のトリップメーターも５００ｋｍを越える頃、サハラ砂漠のほんの玄関口にたどり着くわけです。
さて、ラリー本隊はワジのタマンラセトまで砂漠を南下、北緯１３度近くのニジェール東部〜マリ〜モーリタニアの３ｶ国を通過し、ゴールであるダカールへ、総延長１３０００ｋｍにわたるラリーが続きます。この辺は、ミスター篠塚にお任せとし、
我々は太陽が西の砂漠に沈む前、行交う野菜積み大型トラックに注意しながら、アルジェへ戻ることにしましょう。後はゴールする頃、先回りしてアルジェ〜ダカールのフライトを予約すればOKです。 |