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直行便でコペンハーゲンのカストラップ空港へ向かいます。
翌日は市内をぶらり散策。次の日、ドイツのハンブルグまでの道程を列車に揺られ、コンパートメントの車窓からの田園風景を楽しみ、フェリーでバルト海をゆったり、途中下車しながらの気ままな旅は如何でしょう。
コペンハーゲンの散策はチボリ公園、美術館、兵器博物館などをお勧めします。世界的にも有名なチボリ公園の歴史は古く、１８４３年（天保14年）開園とは驚きですね。レンガ色した重厚なゲートを潜ると、映画「第三の男」に登場する回転木馬を始め、日本の五重塔など楽しい半日を過ごすことが出来ます。午後は国立美術館での鑑賞、また兵器博物館など、北欧の芸術と歴史に触れるいい機会です。中世ヨーロッパの鎧甲冑をずらり展示したフロァーは圧巻です。また、盗難に遭ったデンマークのシンボル、人魚も復元されたようですね。お泊りはコペンハーゲンの中心地、市庁舎前広場に面したパレスホテル、若い人に好評のモダン？な造り、リッチモンドホテルをお勧めします。何しろリッチモンドホテルは元穀物倉庫を改装したホテルで、大きな柱や梁が周囲の壁、天井を覆っている超モダンなホテルです。
中央駅でヨーロッパＴＥＥ特急に乗るのは止めて鈍行で行きましょう。コペンハーゲンからフェリーポートのロッドバイまでの２時間、車窓を走る田園風景を眺めながら、プラットホームへ静かに滑り込み、発車ベルもなく、静かに動き出す名も無い駅を経て、ファルスター島、ロラン島に架かる鉄橋を渡る列車の旅。ロッドバイ駅を間近に、車掌が列車内通路を廻って来るので出国手続を済ませましょう。 |
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やがて、大型フェリーへ列車ごと吸い込まれ、ドラの音を合図に青々としたバルト海へ船出です。
１時間の船旅後、ドイツのフェーマン島プットガーデンに入港します。ここで途中下車してみてみましょう。
ほとんど乗り降りのない駅前公衆電話からタクシーを呼びブルグの町へ。短い北欧の夏場を過ごすリゾート地。この季節、町は静まり返っています。レンガ色した屋根瓦、白壁に黒い木梁を浮き出した家々が古い石畳の道筋に配され、全てが絵になる風景です。カイザーホッフホテルの親父さんが、夏場に向けて玄関口をペンキで塗っている。道路を隔てた教会の脇で子供たちが遊んでいる。更に、気のいいドイツのオバチャンたちと一緒に、バスに揺られてグロッセンボードまで、途中海峡を跨ぐ見事なアーチ状大橋を通過すると、そこはヨーロッパ大陸側の入口です。
この先、ハンブルグまでのストーリーは次回に譲ります。
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