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♭ここは地の果てアルジェリア♭ではありません。１９世紀末から２０世紀前半に掛け第二のパリと云われたアルジェです。
パリ経由のアルジェ行き、昼のフライトでパリ・オルリ空港を発てば、白雪を頂くアルプスの山々を越え、コバルトブルーの地中海を眼下にアルジェリアの首都アルジェに降り立ちます。
まずは、市内の伝統あるホテル・アレッテに一泊。第二次大戦前の映画、ジャンギャバン主演
”望郷”の舞台となったホテルの豪華なインテリアをとくと見学しては如何でしょう。
でも、２１世紀に入った現在、大変な様変わりしていることでしょうね。黒塗りの鳥かごのようなエレベーターも見られるといいのですが、、、。
地中海に面したアルジェは風光明媚な良港、高台から海岸まで一気に急傾斜が迫っています。海岸線に沿って並行に走る何条かの主道路、何れも堅牢な石畳の車道と歩道が敷かれ、それと直角に交わる幾つかの石段が山の手に向って延びています。大理石で飾られた石段と道路との交点には広場が設けられ、カフェやレストランが立ち並び人々の憩いの場所となっています。
通りに面した建物は、ほぼ４・５階建てに統一され、建築年号（１８９７年）を示すプレートや大理石の彫刻などが正面玄関を飾っています。階上の窓辺からバルコニーにでると、２０世紀初頭の重厚感溢れる町並み、まさに第二のパリに相応しい眺めを味わうことが出来るでしょう。
アルジェから東約５００ｋｍに、チュニジアと国境を接する州都コンスタンチンがあります。存在感と印象的な町ゆえ、一見に値するでしょう。 |
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ローマ時代に築かれたコンスタンチンは地中海に面した古い都です。西暦３１１年内乱で破壊されたそうですが、その後、コンスタンティヌス一世によって再建されとのこと、その名が残っている訳です。
イスラム教徒の浸入以来、地方王朝の首都として、また、１８世紀トルコ植民地として繁栄してきました。
空中都市を思わせるコンスタンチンは、石灰岩のルーメル渓谷頂上に築かれた街、深さ２００ｍ〜３００ｍ余の切立つ崖に守られた自然の要塞を成しています。街の中央が崖で分断され、その間を吊り橋が跨いています。崖下の平地から岩をくり貫いたアクセスロード、吊り橋、白壁の家々、一寸日本人には想像できない見事な光景かも、、、、。なお、反フランス開放運動の中心地でもあった。 |