<メモ> 4月2日、観光初日のアテネ市内見学後、訪れたのがスニオン岬。５００人を超える観光客に加え、日曜の休日とあって地元のギリシャ人も多く、麓のレストラン兼みやげ店周辺の道筋には我先にと割込んだ乗用車で埋め尽くし、観光バスの駐車する余地がないほどの混雑振りでした。ほとんどの人達は、サンセットの時刻まで待つ様子でしたが、我々団体ツアー組はスケジュールに合わせアテネへ戻りました。個人の自由なツアーがしたいですね！

アテネ市南東70ｷﾛのスニオン岬は、夕陽をバックにエーゲ海と神殿が名所。
黄昏を迎える午後8時52分（6月20日推定時刻）、ワイン色に染まるエーゲ海を見ようと多くの人々が集まってきます。
王子テセウスが、クレタ島の怪物を倒しアテネに帰る途中、黒い帆を付けたままの船を見た父王エゲウスが王子の死の知らせと思い、悲しみのあまり海に身を投じたエゲウスの海が「エーゲ海」の名の由来とのこと、その場所がｽﾆｵﾝ岬付近と云われています。

現在、直径３ｍ余、高さ１８ｍ余の列柱が一部復元されていますが、火山国の宿命でしょう、過去の地震や異教徒の侵略によって崩壊した遺跡が数多く、ポセイドン神殿も例外ではなかった様です。周囲には瓦礫となった大理石の遺跡がゴロゴロころがっていました。
画面左海上の山も富士山の様な円錐形成層火山の特徴を示していますね。なお、夕陽はこの山の方向に沈みます。

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