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「春を待つジャイアンツ」 図右 去年はおしくも優勝を逃してしまったジャイアンツですが、春を待つシーズン・オフの生活に、おもいおもいの休養と練習をおりまぜて、ことしこそは、・・・・・とはりきっています。 三原監督のお宅をお訪ねしたら、正月はじめの書斎で、ぱちりぱちり。定石の本を見ながら、ひとり碁の研究だ、「選手の運用も碁の戦術も同じですね・・・・・・」茶の間で一家揃って写真をとれば、お子さんたちが「今日は選手のみなさんがお出でになるんですよ」とたのしそう。 図左上 最優秀のほまれをかかげて、沢村賞をもらった中尾投手、いまわなき一世の名投手沢村とおなじ土地の出身という感激をこめて、シーズン・オフのなかば、郷里三重へ帰省するとき、この沢村賞をたいせつにもちかえって、その墓前におまいりしたとか・・・・・純情な中尾投手がしのばれますね。 図左下 東京へひっこしてはじめての正月をむかえた川上選手の一家、野球少年2月号でおなじみの坊やが「まえは甲子園に近かったが、こんどは後楽園にゆける」と大よろこびです。 ことしの話題に日米ホームラン王が太平洋をこえて国際電話であいさつ・・・・・・と大阪新聞社からたのまれた川上選手、ぜひともデマジォ選手と話してみたいと東京電話局から電波にのせて「もしもし、ハロー、おめでとう」ねっしんに打撃について聞いてみたり、聞かせたり。さあ、ことしの川上選手はどんな工夫をこらしていることでしょう。 なかよしホームラン王のひとり青田はどんな秘策を川上からうけるでしょうか・・・・・・。