 帰路、湖面を走る遊覧船から南十字星とオリオン星座を確認することが出来た。ニュージーランドのこの季節、逆十字になっていることも分かった。また、北の空の一角に片足を地平線に掛けるようにオリオン星座が並びその中の三つ星が上向きで、北半球に住む我々が見るのと逆さまあることも分かった。 <メモ> 観光４日目、昨日の午後、マウントクック近くの空港から空路クイーンズタウンの町に入った。快晴の中、ミルフォードサウンドまでの道程４１２ｋｍのバスツアーである。（１９９８年１１月２０日） |
ニュージーランド南島サザンアルプスから西南部にかけて、ミルフォードサウンドに代表される美しい山脈と湖が展開する。 何百万年か前の造山運動で創られた谷間をU字形に削ぎ落とした氷河の痕跡、全長７０ｋｍのS字形をしたワカチプ湖 やテアナウ湖など神々の存在を思わせる神秘さを呈していた。 昼間のミルフォードサウンド観光に引き続き夜間のテ・アナウ湖対岸の洞窟で不思議な光を放つ土ホタルを見学した。 見学を前に係員の説明を聞いたが、どうやら一種の蚊の幼虫が洞窟の天井に生息し、すだれのような糸を垂れ粘性で昆虫を採るらしくホタル色の光を発光させるとのこと。 待ちに待って夜１０時に狭い洞窟入口を入ると随所に轟音を響かせる瀧が逆巻き、底無しの滝壷へ流れ込むスリル満点の渡り板を進む。１２人乗りボートに乗込み暗黒の中へ滑り込むと洞窟の天井に星々を散りばめた様な青緑の光がクリスマスツリーのミニ豆電球の如く神秘的輝きを点滅していた。 <<もどる |
