中世の古都

雑誌　「風景」の表紙を飾る挿絵画家、"風間完" 　昭和50年3月号

奇妙な風景ですね。まるで中世期の家々が押し合い圧し合いしながら沈み行く太陽を待ち、礼拝堂は敬虔な信者の集いが始まる、、、と言った印象を与えます。

１９７５年４月、アルジェリアのチュニジアとの国境の町テェベッサを思い起こす光景です。

オリジナルは微妙な色彩と、砂嵐による屋根瓦の塵埃、汚れなど、作者の意図する着色を再現する事は、難しいですね。

追記：今後、新しい題材を探し、シリーズを継続します。