| ”ミィチャンを助ける時のヒゲオヤジ”どうやらこの辺のシーンから始めた方がいいでしょう。 これまでのストーリーがちょっとややこしいが、我慢して目を通して下さい。 秘密結社支部のホールスとの激闘の末、ママンゴ星秘密結社支部へ単身迷い込んだヒゲオヤジ、本部要員と偽って侵入するも結局バレてしまい密室で激しいリンチ受けることとなる。 それを知ったミィチャンは、隙を見て密室の鉄格子窓をすり抜け侵入、後ろ手に縛れているヒゲオヤジの紐を解いてやる。ミィチャンは、エネル石を探しにその場を立ち去る。 |
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ロストワールド(地球編）104頁 昭和２３年１２月１５日印刷 昭和２３年１２月２０日発行 昭和２４年２月1０日再版発行 著 者 手塚 治虫 発行者 中村 猛夫 印刷者 高橋 朝陽堂 発行所 不二書房 |
| 一方、秘密結社支部のホールスと仲間同士のイザコザでそのうっぷんのはけ口をヒゲオヤジに求めたホールスは密室へと向う、手ぐすねを敷いて待ち受けるヒゲオヤジとの一対一の激しい殴り合いの乱闘、攻守逆転となる。 場面は替わってエネル石を探すミィチャン、秘密結社の悪漢３人組アフィル(アヒル）、カオー・セッケン（せむし）、グラターン （片目）に捕らわれ吊るされ拷問を受ける。頑として割らないミィチャンに煮えを切らした３人組、密室に捕らえられいるヒゲオヤジを見せしめの為、ミィチャンの目の前でピストルの引金に手を掛け殺す。だが、ヒゲオヤジとすり替わったホールスであることに余り時間は掛からなかった。右腕を打ち抜かれたヒゲオヤジ、その拍子に籠を落としダイナマイトに引火、”しまった！”、、、、と。このシーンの登場となる。 |
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ロストワールド14頁文庫版110頁 平成６年１１月１５日印刷初版発行 著 者 手塚 治虫 発行者 角川 歴 発行所 （株）角川書店 |
| さぁーて、右腕を打ち抜かれたヒゲオヤジ、右腕をかばいながら思うように行かぬミィチャン救出劇、ダイナマイトに引火した火は無情にも燃え続ける。 注記：２色刷りの上２画像は発行所不二書房のオリジナルと（株）角川書店のコピー即ち、写真製版によるものです。 |
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ロストワールド(前世紀）104頁 昭和５１年８月５日印刷 昭和５１年８月１５日発行 著 者 手塚 治虫 発行者 矢貴 昇司 印刷所 創生 印刷所 発行所 桃 源 社 |
| 下２画像はモノクロですが、ダイナマイトに引火した火をどの様に表現しているか興味のあるところですが、皆さんの感じ方は如何でしょうか。 ２色刷りとモノクロとは、「引火した火」を表現するのに全然迫力が違いますね。 下２画像のヒゲオヤジのマウントを見て下さい。発行所 凸版印刷（株）の新しい版を起こしたので表地と裏地を濃淡で表現し、丁寧に描版しています。 |
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初期傑作集-１
ロストワールド254頁 １９９０年２月１０日初版第一刷発行 著 者 手塚 治虫 発行者 相賀 徹夫 印刷者 （株）小学館 発行所 凸版印刷（株） |